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板金工のぼやき・・・

先週、お客さんからお見積依頼がきました。

デスク盤のテーブル部らしいのですが、設計が気合入れて

デザイン重視のかなり複雑な形状でした。

短納期な事もあり、軽く

「かなり高くなりますよぉ・・・・」

と振っておいたにも関わらず、昨日見積書をFAXしたら、

すぐにお客さんから怒りの電話がかかってきました。

「こんな品物にそんな値段もらえたら蔵立つよぉ!!」

との事・・・・値下げしろとかのレベルでは無かったようです。

だからその仕事は無しになりました。

まぁ今は忙しいので無くなってホッとしてますが、なんか釈然としません。

大きさは確かに小さいですが、技術を有するものだったので

そんなにボロクソに言われるほど暴利を貪った値段を

つけたつもりは無かったのですが・・・・

板金って仕事は、世の中の評価低いのだと思います。

TVなんかで技術、技能紹介で出てくるのは機械加工や絞り加工等です。

機械加工なんか掌に乗るくらいの製品ですら、数十万円以上するものもあります。

それでも誰も文句は言わないし、凄いって評価されます。

(もちろんそれだけ凄い技術を使っているんだと思います。)

同じように板金製品だって、小さくてもかなりの技術を有する品物はあります。

しかし、所詮ブラケット、カバーなんだから・・・・ってな事で

”そんなには予算ないですよぉ・・・・”ってな具合で安くされます。

お客さん自体も仕事が分からない担当者が多くなってきています。

また仕事を受ける側の担当者も仕事が分からないで受けてる場合があります。

だから、その仕事が難しいのか難しくないのかが分かりません。

単純に重量計算して材料費を出し、その材料費の比率で加工費を決めたりしてます。

人間の技術の値段はそこにはありません。

どっかのサイトで書いてあったコラムを思い出しました。

  アメリカの話しです。

  ある工場のラインが故障しました。

  その会社の修理係が調べても原因が分かりません。

  早く修正して稼動しないと大損害になってしまいます。

  そこで工場責任者が、知り合いの日本人技術者に修理を依頼しました。

  その日本人技術者は、しばらく工場のラインを見つめて、そしておもむろに

  工具箱からハンマーを取り出し、ある部分を叩きました。

  すると嘘の用にラインは治り、生産は間に合い損害を免れました。

  日本人技術者は、修理代としまして9,000$請求しました。

  工場の責任者は

  「いくらなんでも9,000$は高すぎる、その明細を教えてくれ」

  と言いました。

  すると日本人技術者は次のような明細書を出しました。

    原因究明費    8,995$

    ハンマー叩き台      5$

製造業の加工費ってこんなもんじゃないかな。

それを中々理解してもらえないけど・・・・・

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